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中国に半年ないし1年留学して、どれくらいの成果が上がるのでしょうか？ こればかりは人それぞれですので一概に語ることはできません。ですが一般論として言うならば、初級レベルで1年間留学して必死に勉強すれば、現地採用で働けるギリギリのレベルまで上げることは可能です。
それを実現する上で、重要な要素となってくるのが、日本での事前学習です。
日本で一通りの文法内容を勉強した上で留学するのと、そうでないのとでは、留学後の成果に大きな差がでます。文法内容を日本で一通り勉強しておけば、中国に留学中に授業の予習をする際にそれほど時間を取られることもありません。ですから、互相学習に時間を割くことができます。予習段階で授業内容を一通り理解しているわけですから、授業中は聞くことと、分からないところを質問することに集中できますので、文法の授業であるにもかかわらず、会話力、聴力の向上を図れます。さらに、授業中で分からないところをすべてつぶせるわけですから、復習に費やす時間を大幅に削減でき、その分、互相学習に時間を充てることができるわけです。
これと逆の場合はどうなるでしょうか。まず、初めて学ぶ文法内容であり、しかも中国の文法の教科書は、文法の説明があまり詳しくかかれてなく、当然日本語ではありませんので、理解するのに非常に時間がかかります。100％理解できなかった場合は、授業中の教師の説明もよく理解できません。復習が必要になってきますし、本当は会話練習をすべき互相学習なのに、授業中に分からなかったところを互相相手に教えてもらう時間になってしまいます。これでは効果的な会話力、ヒアリング力アップは不可能です。
中国留学を本当に成果あるものとするには、日本での事前学習が大きな鍵を握ります。ゼロスタートでも留学すればなんとかなるなんていう甘い幻想で自分を甘やかさず、日本にいる間にできる限りのことをやってから留学すべきです。
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